ナミブ砂漠|車でのアクセスと注意点

ナミブ砂漠へレンタカーで向かいたいと思う方も多いと思います。

結論から言うとナミブ砂漠はレンタカーでも辿りつけます。

ただしできる限りSUV(四駆)をレンタルしましょう。

以下にアクセスと注意点をまとめます。

所要時間、ルートと道路状況

所要時間

ウイントフット→セスリエム(ナミブ砂漠入口)までは車で丸1日かかります。

朝一に出て、夕方到着する感じです。

ナミビアの道路は左側通行。

交通ルールも守られており、日本で運転に慣れている人であれば

それほど問題なく運転できると思われます。

ルートと道路状況

今回ウイントフットからナミブ砂漠へ向かうルートとして選んだのはこのルート。

今回のルート(Googleマップより)

最短では無いですが比較的舗装路が多いルートを選択しました。

道路の分類は以下の通り。

B:国道、舗装幹線道路(アスファルトで快適)

C:舗装路/未舗装路半々(砂利や砂地もあり)

D:未舗装路(砂利、砂地。ほとんど誰も通りません)

C、Dは中々に大変な道路です。

次に、SUVをすすめる理由と共に道路状況をご紹介します。

SUV(四駆)をレンタル

SUVをレンタルすべき理由は2つ。

①安全確保②移動時間の短縮です。

今回筆者がレンタルできたのはカローラ。

前輪のみが駆動するいわゆる二駆に分類されるタイプの車です。

カローラ

前述の分類Bのゾーンであれば、二駆も四駆も大差ありません。

Bゾーンの道路

ただしナミブ砂漠に向かうにはC、Dゾーンを避けて通れません。

このC、Dゾーンにおいて二駆を待ち受ける試練がこちら↓。

波状路、砂利道

日本では全く見かけない波状路

凹凸が波のように続いている道路のことを言います。

今回のルートでは凹凸の高さが5~10cm程度。

一見大したことは無いように感じますが、いざここを走ると物凄い振動

ハンドルを保持するだけで一苦労です。

そして速度を上げるほど振動が大きくなります。

やわな車では壊れてしまうのでは無いかと思うほど。

二駆では必然的に速度を落とすしかありません。

砂利もやっかいです。

日本の砂利道のように小さな石が転がっているわけではありません。

天然の砕けた石がそこにあるだけ。

もちろん大きさもバラバラで尖った石も多数。

高速でこれを踏んでしまうと最悪パンクや足回りの故障の恐れ

二駆では必然的に速度を落とすしかありません。

結果、カローラでは30km程度で進むしかなく

当初の予定よりもかなり時間が掛かってしまいました。

何よりなるべく波状路部分を避け、大きな石を踏まないようにと気を使いながら走るストレスは相当です。

一方、SUVはこんな道を100km程度の速度で駆け抜けていきます。

何も考えずただまっすぐ。(カローラからはそう見えた。)

アップダウン

ウイントフットからナミブ砂漠に向かうには、途中丘(山?)を超えていく必要があります。

幸い筆者が走行した日は晴れ。

乾季であれば雨はそれほど心配無いと思いますが、

急峻な登りもあるため、雨天時は二駆だと最悪登れない可能性もあるのではと推定。

ガードレールは無く、道路脇は崖なので、下りも要注意です。

砂地

ナミブ砂漠が近づいてくると道路が砂地に変わっていきます。

砂漠入口の町セスリエムまでなので大丈夫だろうと思っていましたが、

これが甘かった。

なるべく砂が浅いところを選んで走りますが、カローラには深すぎる砂。

アンダーフロアを擦ってしまうことが何度も。

スピードを落とすと砂に埋もれて動けなくなるのではという恐怖と

砂の下に潜む波状路(スピード出せない)のプレッシャーに挟まれながら駆け抜けました。

車高が高いSUVではその心配はありません。

本来はこんなSUVで行くべき

今回は無事目的地までたどり着けましたが、

結果として時間と体力をかなり消耗しました。

(C,Dゾーンの割合が高いルートを選択していたと思うとゾッとします。)

レンタカーはインターネットから予約できます。

しかしSUVは旅行の1ヶ月半前時点で予約で埋まっていました。

早めに予約をしましょう。

自前の通信環境を準備

レンタカー店でナビをレンタルしましたが、

C、Dゾーンでは電波が入らず使えませんでした。(肝心なところで使えない。)

大手携帯会社が提供するオプションを準備しましょう。

例えばドコモのパケットパック海外オプション(↓リンク)。

https://www.nttdocomo.co.jp/service/world/roaming/ppko/

24hrで980円。

現地で契約する手間もないのでとても便利です。

C、Dゾーンにおいてもしっかり電波を確保してくれました。

現地でトラベルsimのようなものを契約するのも手ですが、

筆者は使用しなかったため、使い勝手は不明です。

以上、ナミブ砂漠への車でのアクセスと注意点でした。

是非SUVをレンタルして、安全に楽しくドライブしてください。

道中は日本では決して味わえない絶景の連続。

一生思い出に残る旅となりますよ。

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